皆さん、こんにちは。トーマツの泉です。
今回は個別原価計算をとりあげます。皆さんは個別原価計算と聞いてどんなイメージをもたれるでしょうか。おそらく、基本的な考え方は非常にわかりやすいと思います。ごくごく簡単に言うと、「直接費は個別・ひもづけ計算、間接費は配賦計算により算定される原価計算」です。つまり、特定の製品の製造に直接費やされた費用はその特定の製品に“個別に”ひもづけて計算し、どの製品に費やされたのかは直接は分からない費用、あるいは複数の製品に共通でかかる費用は、費用の発生となんらかの関係ある指標をもとに複数の特定の製品に負担額を配分する(“製造間接費の配賦”といいます)という計算をします。ではさっそく始めましょう。なお、記載内容は私見です。