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| セミナーNO.06 |
"頼れる経理" になるための7つの処方箋 |
取引先への請求処理や支払処理、社員への給料支払処理などの締切が月1回となっている会社が多いように、一般に経理の仕事は、月次を単位として進められます。
そのため、経理のなかには「締切に合わせればいい」「一日くらい処理を先延ばししても問題ない」といった誤った認識をしがちですが、この姿勢は改めてください。
たとえば、飲食店や物販店などでは毎日売上が発生しますから、経営者は先月の売上ではなく、現時点での売上累計を求めてくるでしょう。経営者は、その数値と予測値との乖離から短期的な戦術などの意思決定を行なう必要があるからです。
このとき、日々の売上伝票が未処理であれば即答できません。それでは経営者の信頼を得ることができないのも当然です。その日の仕事はその日のうちに終わらせることを徹底しましょう。
処理速度を速めるには、その案件を緊急度などの基準を用いて即座に判断し、処理する習慣をつけることが有効です。そのコツは、目の前の案件を「いますぐ処理」「いつまでに処理」「いつまで保留」の三つに分類して、処理の優先順位を明確にすることです(図表2参照)。
「いますぐ処理」以外は、納期やちょっとした覚えなどを付箋に書いて貼付するようにします。すると、次にその案件を手にしたときに付箋に書いた時点の記憶が蘇り、スムーズに処理ができるようになるでしょう。
すべての案件は、三つに分類することができます。「未処理」という曖昧な判断は絶対にしてはいけません。
経理の口の堅さが重視されていたのは「経理はお金の管理と帳簿処理だけをしておけばよい」という頃の話です。いまは、各部門をバックアップする役割を担っていますから、他部門の役に立つ情報を提供するための良好なコミュニケーションがとれる能力が求められています。
コミュニケーション能力は、書籍やセミナーで身につけられることはわずかで、電話や会話などを通じて磨きをかけていくものです。とにかく工場や営業所など現場を歩いて顔を覚えてもらうようにすると、自然といろいろな人と会話を交わす機会も増えることでしょう。
話しかけられるのを待っているのではなく、自分から積極的に声をかけるように心掛け、自分という人間を知ってもらいましょう。他部門の社員から「○○に相談してみよう」と思われるようになったら一人前です。
社内の人間関係の情報に疎い場合には、ちょっとしたミスや誤解などにより、他部門の上司から厳しい叱責を受けるケースもあります。特に勤務年数が浅い人は、社内の人間関係の情報を積極的に入手するようにしてください。
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